女性は40代から膝が痛くなる?!ってホント?

女性は誰でも、40歳から膝が痛くなりやすい。
それはカラダの構造に理由があるのです。

実は「変形性膝関節症」など一般的な膝の痛みを抱えているのは、男性より女性の方が20%も多くなっています。それは関節のサイズの問題で骨格自体が小さいことや女性特有のO脚などが原因とされています。

変形性膝関節症の患者さんは、潜在を含めて2,500万人ともいわれ、65歳以上の方の75%にあたります。さらに軟骨の損傷などそれ以外の症状も含めると、65歳以上のほぼ全員がヒザのトラブルを抱えているといっても過言ではありません。

つまり、ヒザの痛みというのは、誰しもが起こりうる問題なんですね。よく誤解されていることですが、膝が痛いからといってずっと安静にしていると関節が固まり、かえってヒザの痛みが深刻化してしまうこともあるんです。

最初は動かすことに恐怖があると思いますが、動かしていいんだよ、と言いたいです。
(※)実際に私のクリニックでは、手術をした一週間後にはリハビリで歩いてもらっています。

 

ジョーヤは、歩きやすさをつくってくれる。
歩こうというモチベーションを高める靴ですね。

Joya(ジョーヤ)は、ヒザや足首に負担をかけることなく歩ける。だから膝が痛くて最近ちょっと歩きたくないな、という方でも無理なく始められる。膝が痛くなって動かせる範囲が少なくなった方には、負担が小さいことはとてもカラダに良いことなんです。

また、ソールのクッション性も注目すべきところです。これは歩いているときの衝撃を減らせますから、ソールのカーブと相まって、膝に負担がかかりにくい。衝撃が和らげられるというのは、体重が増えてきた方も安心です。少し専門的になりますが、実はこの着地の衝撃で発生する「MMP」という酵素が軟骨を溶かしてしまうと考えられています。

運動のきっかけとしての柔らかさや歩きやすさから始まって、少しウォーキングに慣れてきた方なら、早歩きなどで歩くために必要な筋肉も使って鍛えていけますし、本当に奥の深い靴というイメージですね。

(※)実際に私のクリニックでは、手術をした一週間後にはリハビリで歩いてもらっています。

 

どんどん外に出て人生を楽しみましょう!

これまで多くの患者さんとお話して感じるのは、膝が痛くなることは人生がツラくなるということ。
例えば、出かけたり、旅行に行ったりするときも歩くことは多いですよね。

膝が痛いというちょっとしたことのために、少しづつ何かをあきらめていると、どんどん人生がつまらなくなってしまう。

私たち医師の仕事は、もう一度「人生の質を取り戻す作業」だと考えています。歩くことが楽しくなる靴と一緒にどんどん出かけて人生を楽しみましょう。

(※)痛みの症状と原因は一人一人異なります。必ず担当医にご相談ください。

 

執筆 寺尾 友宏
御茶の水セルクリニック院長

日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会スポーツ医
日本再生医療学会再生医療認定医

職務と平行して学んでいた京都大学院の医学研究科では、幹細胞研究に参加するなど、再生医療のような新治療の開拓に強い興味を抱く。また、現場ではスポーツ整形外科医として医療に従事。杖道を行っていたこともあり、武道を始め、テニスやゴルフ、野球、サッカーなどの様々なプロアスリートを診療してきた実績を持つ。このような背景から、ミクロ(細胞)とマクロ(動き)の総合的な回復を信条として治療にあたる中、特にPRP治療の症例は600例を超える。

著書
『万能細胞医療—衝撃の未来医学』メタモル出版(2010年)
『「正しいクセ」を身につければ腰痛は治る!』洋泉社(2012年)